フィリピンで今もっとも注目されている都市「ダバオ」、その理由とは?

ダバオ

フィリピンで最も治安が良い街のひとつ

フィリピン共和国の南部ミンダナオ島の中心都市ダバオは、2016年に元ダバオ市長であるロドリゴ・ドゥテルテ氏がミンダナオ島から初めて大統領に選出され注目を集めた都市であり、犯罪率に関する世界的データベース「Numbeo Safety Index 2019」によると、東南アジアで最も安全な都市トップ10位でタイのチェンマイに続き2位に選ばれる等、フィリピンで最も治安が良いとされる都市です。ダバオのタクシーはメーターを利用しフィリピンは珍しくぼったくりがほとんどなくお釣りも返却するため比較的安全に利用できます。

日本もダバオを重視

日本もダバオとの繋がりを重視しており、2017年1月に安倍晋三首相(当時)が、日本の総理大臣として初めてダバオを訪問し、ドゥテルテ大統領と首脳会談を行いました。また2019年1月には在ダバオ領事事務所が格上げされ、在ダバオ総領事館として開設され、同年2月には河野太郎外務大臣(当時)もダバオを歴訪しています。さらに北九州市はダバオ市と環境姉妹都市を結んでおり、北橋健治市長もダバオを訪問、サラ市長が北九州市を訪問するなど関係性が深い。

歴史的に見ても日本との繋がりが深い

ダバオと日本は戦前から深い関わりがあります。1920年代、ダバオには2万人以上の日本人が住んでいました。マニラ麻産業に従事する人々を中心に、リトル東京が作られ、人々の生活にかかせない病院や学校、日本人専用の墓地なども建設されていました。旅館や洋品店などが並ぶ商店街もあり、多くの日本人が来て商売をしていました。ダバオの街には、今でも日本家屋が残っており、当時の様子を伺い知ることができます。ダバオの街は日本人が作ったといっても過言ではないと言われているのです。

広大な土地と豊かな自然

フィリピン南部ミンダナオ島の中心としであるダバオ市は、2020年時点での人口が1,776,949人とされています。また、ダバオ市の面積2,400km2は世界最大の行政面積を持つ都市であり、神奈川県の2,415km2とほぼ同じです。対岸には美しいビーチとサンゴ礁に囲まれたサマル島やタリコッド島が存在しリゾート地としても高いポテンシャルを持ち、広大な農地ではバナナやパイナップルなどトロピカルフルーツが栽培されています。最近では第一次産業以外にも世界各国の企業がコールセンターを設置するなど、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)の一大拠点としても注目されています。

インフラ設備と経済発展

フィリピンは、2014年に推計人口が1億人を超え、平均年齢が20代前半と若い労働力の豊富な国です。しかし外国企業が進出するための事業環境が整っているかといえば、特にミンダナオ島は依然として道路や空港など公共インフラの未整備が問題点として指摘されていました。ドゥテルテ大統領は就任後に「ビルド・ビルド・ビルド」という大規模なインフラ整備計画を強力に推し進めており、特にミンダナオ島に大規模な資金と投入して脆弱なインフラの整備の開発を進めています。ダバオ市も一部JICAの援助を得て道路を整備するバイパス事業やミンダナオ鉄道建設、さらにはダバオ市と対岸のサマル島を繋ぐ橋の建設工事なども進めており、今後の経済発展が期待されています。

日本とダバオは歴史的にも繋がりが深く、親日家も多い。ドゥテルテ大統領の誕生で今まで脆弱であったインフラ整備も加速化しており、今後多くの外国企業がダバオに進出することが期待されています。また、穏やかな人々と気候、市内の治安も比較的安定しているので、旅行のみならず留学先あるいは退職後の移住先などとしてご検討してみてはいかがでしょうか。ハローワールドでは、皆様のダバオ滞在がより良いものになるようサポートさせて頂いております。是非一度ご相談ください。

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